夏なのに汗をかかない!!

夏なのに汗をかかない…甲状腺機能低下症かも
「夏なのに汗をかかない」というと、大汗かきの方にはうらやましい話と思われるかもしれません。
でも、甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンの分泌量が不足状態になった場合にも、汗をかかないという症状がみられるので注意が必要です。
甲状腺ホルモンについては、名前が知られているわりに、どのような働きをしているのか知らない方が多いようです。
甲状腺そのものはノドの近くにありますが、甲状腺ホルモンは全身の代謝(生命維持の働き)に関係しているため、不足するとからだ全体でいろいろな症状が起こってきます。
初期症状をみても、からだのだるさ、眠気、物忘れ、肌のかさつき、むくみ、脱毛、便秘など、人によってさまざまです。
しかも、ゆっくり進行するため、病気ではなく加齢のせいと思うことが少なくありません。
また、やる気がなくなり、脳の活動も緩慢になるため、うつ病や認知症(高齢者の場合)と間違われるケースもよくあります。
そうしたなかで、甲状腺機能低下症の特徴的なサインの1つが、「汗をかかないこと」です。
これは、体温調節機能の低下によるものと考えられています。
甲状腺機能低下症は女性に多く、10~20人に1人といわれるほど、よくみられる病気です。
とくに、中年期以降に発症しやすいので、40歳頃からは注意が必要です。
いままでよく汗をかいていた方が、汗をかかなくなったり、さらにだるさをともなう場合には、甲状腺の検査を受けてみましょう(*^。^*)
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